将来は児童相談所職員として、さまざまな問題を抱えた子どもやその親を支援したいという思いがあり、一念発起して他大学から3年次に編入学しました。うれしかったのは、児童福祉分野での実務経験が豊富な先生方による質の高い授業に加え、現場で働くゲスト講師からお話を伺う機会も多かったこと。プロの視点でさまざまな質問に答えて下さり、職業への理解が深まったと感じます。同時 に、社会福祉士実習やインターンシップなど、実際に子どもたちと関わる経験も積み重ねました。児童養護施設での1カ月の実習では、私自身がかつて家族との関係に悩んだ経験も伝えるなど、心をオープンにして関わることを意識。子どもたちが私の言葉を真剣に受け止め前向きに成長していく姿に勇気をもらいました。公務員試験に向け、教養試験に関してはきちんと対策すれば点数が伸びやすい時事問題の勉強に集中。福祉職専門試験は、分野が近い法務省専門職員の受験も視野に入れて丁寧に取り組みました。面接前は、ゼミの先生が受け答えの内容を一緒に考えてくださったおかげで、当日は自分の思いをしっかりと伝えることができたように思います。今後はお世話になった先生方の背中を追いかけ、2年間の学びを子どもたちのために役立てていきたいと思います。