在校生?卒業生の声

岡部 宗祐さん

2020年3月卒業
愛知県/知立高等学校 出身

就職?進路先
刈谷豊田総合病院

患者さんの思い描く人生のために
一歩ずつ着実に歩みたい。

手を動かせるようになりたい人、歩けるようになりたい人など、この仕事ではさまざまな動作の回復を望む患者さんとお会いします。こうした方々に「その先の目標」を尋ねると、「仕事に復帰したい」「趣味を再開したい」など、それぞれの思いを伺うことができます。私たちの仕事は、患者さんと一緒に目標達成に向けたリハビリテーションを検討し、提供することです。復職をめざす方であれば、通勤手段は車か電車か、勤務時間はどれくらいか、といった情報を整理し、必要な動作を考えます。一気にゴールに向かおうとせず、適切な段階を踏んで一歩ずつ進むことを大切にしています。

私が働く急性期病棟の患者さんは、突然の発熱や嘔吐など、状態の変化が起きやすく不安定な時期にあります。安全にリハビリテーションを行っていただくために、主治医や看護師との情報共有を行い、念入りな事前準備に努めています。患者さんの中には「家で待つ小さな子どものために治したい」とおっしゃる方もいます。ご本人とそのご家族の人生を背負っているという責任感を強く持ち、日々新たな知識や技術を吸収する姿勢を持ち続けたいと思います。